コロナ禍に伴って宅配の需要は大幅に増加し、ウーバーイーツをはじめとする宅配アルバイトが一時期流行しました。そんな中、ウーバーイーツで2020年の5月ごろに導入された機能が「チップ機能」です。
今回は
- ウーバーイーツのチップ機能とは?
- チップをくれる人の特徴は?
- チップをゲットする確率を上げるための簡単テクニック
というようなウーバーイーツのチップについて掘り下げてお話ししていこうと思います。
チップをもらうために配達する、と考えると少しいやらしく感じてしまうかもしれませんが低評価をもらう確率を下げることにもつながる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください(^^)
この記事の目次
ウーバーイーツのチップ機能とは?
UberEatsの公式サイトにはチップ機能についてこう説明しています。
チップを贈って感謝の気持ちを気軽に伝えることができます。Uber および Uber Eats のお客様は、ご乗車または配達の後にアプリから任意でチップを支払えます。
(出典:UberEats公式サイト)
いわゆる、注文者が商品や送料とは別に任意で配達者に送ることができるお金のことです。
チップ制度が導入される前までは、ウーバーイーツでチップを配達員に渡すために注文者が配達員へ直接現金を渡す必要がありました。しかしチップ制度ができたおかげで注文者はウーバーイーツのアプリ経由で気軽にチップを払うことができるようになりました。
注文者は注文金額の5-20%、もしくは任意で好きな金額を決めることができ配達者に送ることができます。
チップを支払うタイミングは注文確定時と配達終了後、配達完了から30日以内の3つです。チップを払うタイミングにおける注文者の意図はこのように考えられます。
注文確定時・・・あらかじめチップを払うと決めている人
配達終了時・・・配達員の良いパフォーマンスに対して評価し対価を払う人
配達完了から30日以内・・・チップを払うのを忘れていた人もしくは
チップの存在を後から知った人
注文者からすると注文確定時にチップを払うのは、誰がどれくらいのパフォーマンスで配達してくれるのかわからない状態なので、ここでチップが付与されるかどうかは正直運次第なところがあります。
それに比べて、配達終了時に付与されるチップは注文者から配達員への評価の1部となり、配達員の対応次第でもらえるかもらえないかが決まります。
もともとウーバーイーツ配達員は、配達を1件完了させるごとに配達報酬全体の10%がサービス料という名目で報酬から引かれますが、チップはサービス料の対象外なので注文者が払ったチップをそのまま配達員は受け取ることができます。
次にチップをくれる傾向にある人の特徴について解説していきます。
チップをくれる人とはどんな人?
そもそもチップ付与に関してはいくつかの注文者層が存在します。
注文者の種類について
ほとんどチップをくれる層
この層はチップをあげるのが当たり前になっている富裕層の人や、チップの文化がある外国人の人たちです。商品の配達が大幅に遅れたり、商品をこぼす・破損させるなどのよほど失礼な対応をしなければ、ほぼチップをもらうことができます。
しかし配達員は、配達のリクエスト通知が来た時点でこの層だと判断することは難しく、配達完了してからでないとわかりません。実際この層に当たる確率は非常に低いので、正直この層に当たることに賭けるのはあまり賢明な判断ではありません。
配達員の対応によってはチップをくれる層
この層は配達員の人柄や対応によって注文者がチップを払うかどうかが決まります。ただチップ付与度合いは様々で少しサービスが良いだけでチップを払ってくれる人や滅多にチップを払わない人もいます。また、チップを払うか払わないかの判断を、サービスや対応力ではなく容姿で決める注文者もおり、その判断基準はさまざまです。
配達員の対応の良さ関係なくチップを払わない層
この層は、配達員がどれだけ至れり尽くせりしようがチップを払わない層です。
「1円でも安く済ませたい」と思う気持ちは十分理解できますし、コロナ禍で決していい経済状況ではありませんからチップをできれば払いたいけど払うことができない人も中にはいると思います。
どの注文者層からチップを貰うか
ここまで注文者の層について解説してきましたが、それを踏まえて配達者がチップを獲得すべき層は「ほとんどチップをくれる層」と「配達員の対応によってはチップをくれる層」です。
ではどのようにチップをゲットする確率をあげるのかですが、それは超シンプルに「他の配達員とは違う」と思わせることです。もちろん悪い意味ではなく、いい意味で他の配達員と全く違った印象を与えることが大切になってきます。
次はその客層のチップ付与率を上げる方法・コツを解説していきます。
チップをゲットする確率を上げるための簡単テクニック
今回お伝えするテクニックは以下の5つです。
- 早く配達する
- 親切・丁寧な対応を心がける
- メッセージを送る
- 現金払いを受ける
- 商品の下に紙を敷く
これら5種類のテクニックに着目して1つずつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 早く配達する
配達員が意識すべき一番シンプルな要素ですが、「配達スピード」は相手の満足度に大きく影響を与えます。ほとんどの注文者からしても、頼んだ商品が早く届くのは嬉しいことです。
配達が予定時間より早く完了すると、注文者のウーバーイーツアプリから以下の通知が表示されます。
自分からチップを催促させるようなことを言ったり、メッセージを送るのは相手も不愉快に感じてしまう可能性が高いですが、公式から注文者にチップを誘導する通知を流してくれるのは自然にチップを促せるのでチップをもらえる確率は上がりやすいです。
しかし早く配達するのは多少運に左右される部分で、毎回確実にできるわけではありません。
店の場所が複雑で商品を受け取るのに時間がかかってしまったり、信号待ちや注文者の住所に不備があり辿り着けなかったりなど、不運が重なれば、最速で商品を届けるのは難しくなります。
また、急ぎすぎて事故を起こしてしまえば元も子もないので安全第一で配達を行なってくださいね(^^)
2. 親切・丁寧な対応を心がける
商品を注文者に渡す際には「お待たせしました。」「ありがとうございました。」「またご注文ください。」などの基本の声かけを忘れないようにしましょう。黙って商品を渡すと相手からの印象も悪くなり無愛想に見えてしまいます。
受け渡しの対応ができたら同時に明るく元気よく接することも意識してみましょう。笑顔も忘れずにできるともっと良いかと思います。時と場合によってはハキハキと話すことがNGの場合があるので節度を持った対応を心がけましょう。
3. メッセージを送る
配達のリクエストを承諾すると、注文者にチャットすることができます。そこでメッセージを自分から送るようにしましょう。メッセージを送るタイミングは「店から商品を受けとって注文者の元へ出発する時」です。(置き配の場合は置き配が完了したタイミングでメッセージを送ることをオススメします。)
メッセージを1-2個送るか送らないかは受取手からの印象もだいぶ変わってきます。
メッセージを一通一通考えるのは時間がかかり、商品を届けるのにロスになってしまうのであらかじめ自分の中で定型文を考えておき、携帯のメモ機能で保存しておくとコピペですぐ送れます。
4. 現金払いを受ける
UberDriverアプリ上の設定で現金払いの案件を受けることができます。現金払いの案件では「お釣りはいいです」と言われたり、現金で直接チップをもらえることがあるのでチップ取得率が大幅アップが見込めます。
さらに現金払いを受け付ければ注文がよりきやすくなるので、その点から考えてみても非常に有効です。
しかし現金払いは、釣銭を自分で用意しなければならなかったり、他にもトラブルが多いので注意が必要です。
5. 商品の下に紙を敷く
これは置き配限定で実践できるテクニックです。置き配の時は商品の上にシートを敷くようにしましょう。食べ物を直に地面に置くというのは抵抗がある人もいるかもしれません。そこで1枚シートを入れてあげる、ささやかな思いやりです。
シートは百均で買えるようなペーパーナプキンや、キッチンペーパーがいいかと思います。
おわりに
今回はウーバーイーツのチップについてと、チップがもらえる確率が上がるテクニックについてお伝えしました。1つ1つは小さなものですが、複数使用することによって大きな効果が見込めます。ぜひ実践してみてくださいね(^^)