コロナが流行しだしてからは世の中で働き方改革が起きて、働き方を自分で選べるようになってきましたね。最近では副業であったりダブルワークを注目され始められる方も多くなっています。
そんなダブルワークの印象はどんな感じでしょうか?多くの人がしんどい、きつい、休みがない、もっと効率良く稼ぎたい…このような悩みを持っている方は時間の使い方に問題があるかもしれません。
この記事の目次
ダブルワークをしていて疲労が貯まる理由とは?
まずはなぜダブルワークをしていると疲労が貯まるのかを説明します。理由としては色々ありますが、大きく考えられる一つをお話ししいたします。
その一つは
休日を削ってダブルワーク
を行っている方が多いからです!
【疲労が貯まる例】
・お昼はバイト1に行って、夜はまた別のバイト2に行き
1日合計12時間以上働いている
・1日8時間だけしか働いていないが、一週間のうちバイト1とバイト2を
ローテーションしているので休みがない
このように、長時間働き続けたり1カ月に休みの日をしっかり確保できなければ疲労が貯まってくるのは当たり前です。体力にも精神的にも限界を迎えるのが早くなってしまうでしょう。
でもこれをされている方が言われることとしては
✔️休憩時間にしっかり休んでるから大丈夫
✔️丸々1日の休みが月に1〜2回もあるから大丈夫
とおっしゃる方が多く見られます。
ご本人からすると本当に休めている範囲に入っているのかもしれませんが、これでは絶対に休めるわけはありません。
結局ちょっと体力が回復したとしても気持ち面でリフレッシュをしなければ意味がありません。ダブルワークは悪いものでは全然ないですが、ダブルワークをするのであればしっかり疲労が取れるよう、週に1回は丸々お休みの日を作りましょう。
疲労を溜めてまでダブルワークをするメリット
疲労を貯めてでもダブルワークを行うメリットをお伝えします。メリットは大きわけて4つあります。
【メリット】
①収入がアップする
②様々な経験ができる
③キャリアアップができる
④一方がもう一方のストレス発散になる
①収入がアップする
働く場所を掛け持ちすれば、必然と収入がアップしますよね。さらに生活に余裕ができ、趣味や娯楽にお金を回すことができるようになったり今まで出来なかった貯金ができる可能性も高まります。
しかし働く時には考えないといけないことも出てきます。例えばですが、カレンダー通りに出勤する会社で働いていると、大型連休など休みが多い月は極端に収入が減ってしまいます。なので、基本的に土日中心なバイトを掛け持ちしたり、連休のイベントバイトに応募していけば上手にシフトに入れられるので収入は安定します。
②様々な経験ができる
1つの会社で働いていると、その会社のやり方やそこで出会った方たちしか見えません。しかし、仕事のやり方であったり働いている人の雰囲気や性格は会社によってかなり違います。
仕事を掛け持ちすれば、「こんなやり方をしているんだ!」「こんな人もいるんだ」という新しい発見がたくさんあり、いつもと違った経験を積むことができたり、気分転換にもなるでしょう。片方で学んだことがもう片方でも活かせるチャンスも生まれてくるかもしれません。
③キャリアアップができる
同じ職種の仕事を掛け持ちの仕事場として選べば、特定分野のキャリアアップをすることも可能になります。
なぜかというと同じ職種といっても、働いている期間や会社によって任される仕事の内容やレベルがバラバラだからです。プラス知識においても、経験においても会社が違うだけで知れることも異なってくるのでレベルアップが叶います。
④一方がもう一方のストレス発散になる
例えばですが、パソコンを使った作業の入力中心である仕事を続けていると、「座ってるだけじゃなくて体を動かしたい!」と思うときはないでしょうか?なのでそんなことでイライラしてストレスを溜めるくらいであれば、本当に身体を動かしててストレス発散をしていきましょう。
なので座り仕事と倉庫作業など、体や頭の違う部分を使う仕事を選べば、上手にストレス発散できるようになります。その結果、掛け持ちが長続きする効果も期待できたりします。
疲労を溜めてまでダブルワークをするデメリット
メリットとなる部分も多くありダブルワークを始めたいと思われるかもしれません。
しかし、人によってはデメリットになる部分もあるので紹介をしていきます。
【デメリット】
①予定の管理が大変
②休みの日がない
③体調管理が難しい
④本業や学業に影響がでる可能性もある
①予定の管理が大変
ダブルワークをしていると、上手にシフトを組めば起こらないことではありますが、それぞれのバイトに「出ることができない日」が発生することもあります。
両方ともシフト制の仕事であったり残業が多いものを選んでしまうと、あなたの柔軟性に欠けるスケジュールに雇っている側が残念に思うかもしれません。
また、突発的に予定を入れたいや予定変更の対応が難しくなってしまいますので、ちょっとだけ働きづらくなったり自由がなくなるのが予想されます。なのでダブルワークをする際は、お昼と夜、平日と土日祝という感じで働くタイミングを完全に分けるなどして、負担がかからないように工夫しましょう。
②休みの日がない
平日も土日もバイトというようにダブルワークをすると、休みがほとんど取れない状況になるでしょう。しかしそうなるとせっかく収入をアップさせようと思っているのに、お金を使う時間や余裕がないという事態になる可能性が大きくあります。
③体調管理が難しい
これは一番良くないことですが、働き過ぎると疲労がたまり体調に影響してきます。
過労で倒れてしまい両方のバイト先にも迷惑をかけることに事態になれば本末転倒です。また、過労は集中力の乱れや注意力散漫につながったり、イライラすることが増えてミスが多くなることがあります。無理はせずに働きやすい環境を作るのが大切です。
④本業や学業に影響がでる可能性もある
本業そして学生の場合はとくに、ダブルワークについて慎重に検討しましょう。
自分は今もそうですし将来何がしたくて、そのために今はどんな働き方をすべきなのかを改めて考え、最優先事項としっかり決めてください。
疲労の溜まるダブルワーク本当に必要?
しんどいなどそこまでしてダブルワークを始める人が沢山いる中でしっかり理由をもって始める方はいらっしゃるのでしょうか。本当に必要なのか見極める機会にしてもらえたらと思います。
ダブルワークを始める理由
ダブルワークをする人の理由は、当たり前ですが人により異なってきます。エンバイトで行ったアンケートを下記の載せておくのでそこから理由などを見ていただければと思います。
用元:エンバイト「バイトのかけもち・Wワーク事情」について
アルバイトやパートは基本的に時給で働いているので、長時間の労働や残業などを会社側もそんなにやらせたがらない事も多く、実家暮らしならいいですが、一人暮らしだとなおさら生活が苦しく感じることも多いでしょう。
週5~6日しっかり8時間入れるならダブルワークを考えなくてもある程度は生活できるのかなと思います。しかし週3日、1日8時間などのあまり入れないバイトであればどうしても空き時間が多くできてしまい、遊ぶお金もないしなとダブルワークを考える方も多そうですね。
体に悪影響を及ぼす恐れあり
20代などの若い間は多少の無理をしてもやっていけると思います。学生でも社会人でもオールで遊んでそのまま学校、仕事に行くことなどは多少の方は経験があるのではないでしょうか。たまにならオールで過ごしていても余裕かもしれませんが、毎日仕事で休みなく働くとなるとそう甘くはありません。
9時から6時間事務職として働いて、夕飯を食べてから夜はコンビニバイト。
また片方は週5日、じゃあ片方は週2日働けるから
全部働いたとしても夜に休めるから全然余裕でいける!
こんな働き方を続けていると、最初の内は沢山あったであろう体力も日々の積み重ねによりなくなっていき、やがて体力を使い果たしてしまいます。
残業が全くなく時間通りに終わる仕事ならいいですが、トラブルやイレギュラーな業務で帰るのが遅くなり寝る時間がなくなるなどの生活習慣にも影響してきます。
睡眠時間を短くなると疲れが溜まって朝起きるのがしんどくなり、食事の時間短くすると次は頭も体も働かなくなってきます。このような状態が続けば体も精神的にも余裕はどんどんなくなり、結局ダブルワークを辞めてしまう方も多いのがダブルワークをされている方の現状です。
大体は疲労の溜めるダブルワーク。本当必要か考えよう
基本的にダブルワークはしんどいもので、シフトが被ってしまうなどが起きることのないよう予定管理はしっかりしましょう。二つの仕事を同時でするので、頭もそうですし気持ちの切り替えが大切になってきます。
もちろん体力面は負担が増加していきます。「2倍にしんどくなる」などという単純な感じではなく、気力や体力もそうですしストレスが多くなり今までの体感してきた負担の何倍以上にも感じることはあらかじめ頭に入れておきましょう。
当然ですがダブルワークをしている方の全員が「きつい、しんどい、疲れた」と思っているわけではありません。ダブルワークを負担と感じるのか楽しめるかどうかはご自身での工夫などで変わってきます。
ダブルワーク自体が向いているかどうかや、自分にとって本当にダブルワークが必要なのか、しっかり考えた上で始めるのがいいでしょう。
ダブルワークは目的がある人だけがするもの!
「軽い気持ちで始めてみたけど、しんどいから辞めます」と言えてしまう人ならいいのですが、日本人には多い特徴として「今辞めてしまうと迷惑をかける」と思い、一度始めたらなかなか辞められなくて精神的に体調的に無理をしてしまうという状況になりがちです。
無理に働けば本当に負担になってしまうので、まず働く前にしっかりと自分の気持ちをはっきりさせてと体に向き合って、決心して責任を持って行動することをおすすめします。
疲労を溜めずにダブルワークを続ける5つのポイント
メリット・デメリット等お話ししてきた上でも始めたいと思われた方に向けて、ダブルワークで長く稼ぎつづけていけるためのポイントをお伝えしていきたいと思います。
ポイント1 本業に影響しないことを考える
ダブルワークはあくまでも本収入に対してサブの存在になることがほとんどです。
それをわからずに無理重ねる中で本職を休んでしまったり仕事効率が下がってしまう状態になると、本職の仕事を辞めないといけない状況になることもあります。
そうならないためにも、本職に影響しないような割合で休みもしっかり作れるような仕事を探すことや始めることで無理なく長くダブルワークで稼ぎ続けることができるでしょう。
ポイント2 スケジュール管理をしっかりする
まず、自分の1日が予定に余裕があるのかどうかを明確にしましょう。予定表を作成してみて、今の自分にどれだけの時間が空いているかどれくらいなら入れても負担にならないのか、どう調整すれば楽に入れれるのかを見直します。
実際に目に見える形にしてみると、ダブルワークをする上でどのくらいの割合で働けば良いかがわかってくるのでどんな仕事を探せばいいのかがわかってくるでしょう。また、その中でもしっかり自分のために必要な時間は削らないようにして、負担のない生活を保てるように気をつけましょう。
ポイント3 空き時間を作るようにする
空き時間を利用して働くからと言って、空いている予定にいっぱいいっぱいに入れてしまうと体力や時間に限界がきます。
どこかで少しでも息抜きをする空き時間を作るによって、自身の心にも体にも余裕ができるのでストレスや限界を迎えるのを遅くするためにもなります。仕事と私生活のリズムのバランスを考えてすることによって心と体両方に無理せずに進めていくことができます。
ポイント4 ダブルワークでの目標を作る
先ほどもお伝えしたようにダブルワークをしようと思った時、何かやりたいことや目標があるから始める方が多いと思います。そのやりたいことや目標をしっかり明確にし、それに向けて稼ぐ金額を立てるとダブルワークをどこまでするのかが明確になります。
例えばですが、
✔️留学に行きたいから100万円貯めたい
✔️生活費に使うために月に5万円ほど増やしたい
✔️何かしらのスキルをつけて自分ができることを増やしたい
このように、金額や目標とするものをはっきり認識することによって、自分が今やるべきことがわかってやる気や頑張る理由にも繋がります。
ポイント5 ダブルワークの楽しみを見つける
金銭的な不満や空いた時間に何か新しいことをしたいという欲求を満たすためだけだったり、ダブルワークをする理由は色々あるかと思います。しかし、どのような理由だったとしても仕事をするのであれば楽しみを作り出すことや見つけることが大切になってきます。
毎日嫌々仕事をするよりも、楽しく仕事ができる方が仕事に対してのやる気だったり意欲が増してきて、しんどいなどのストレスも少なくしていくことができます。
ダブルワークではまず自分がどんな仕事をしたいのか先ほどもお伝えしたように、楽しく長く続けられるようなものを選ぶことから始めましょう。
ダブルワークに向いている仕事
では最後に向いている仕事についてお話ししていきます。時間がうまく調整できたとしても、体力や気持ちの上でもストレスがかかりにくいダブルワークに向いているようなものをみていきましょう。
コンビニ
特別な知識等が不要で勤務時間に関しても短時間や長時間OKな場合が多い仕事になります。そして制服も支給されるので、あらかじめ準備するものがないため始めやすいです。
なのでダブルワークをする上で人気なものになります。
また、店舗数もすごく多いので「本業の職場付近を避けやすい」「自宅から歩いていける範囲にある」などの場所などの希望も通りやすかったりします。
飲食店
シフト制で、時間の調整がしやすく夜や週末などという本業が休みの日に働きやすいという形になります。そして一般的なオフィスの勤務時間が終了後であったり休日が繁忙期になるので、平日の日中がもう一方の仕事だという方にとってはすごく調整がしやすいです。
しかし体力が大切になってくるので体調管理にはしっかり気を使いましょう。
在宅ワーク
空いた時間で仕事をするなら在宅ワークが一番始めるにあたって合っているでしょう。特に女性であれば、夜に出かけると危険を避けたりや防犯面の心配がなくなります。
在宅だとデータ入力や事務処理といったパソコンを使う仕事が多くなるでしょう。普段からパソコンを使ってお仕事をしている人や元々使うことが多い人であれば、全然苦にならない仕事だと思います。しかし、パソコンが苦手な人はそういったものではなく、商品の袋詰めのような細かい作業や組み立てなどといったものあります。
ただし、パソコンを扱ってするものであれば様々な企業のデータや商品を管理をしていくのでしっかりそこらへんの管理はしないといけません。
アフィリエイト
少し在宅と似てはいますが、最近では自分でサイトやブログなどを活用して広告で収入を得るというのも流行ってきています。流行ってきている分、ブログやサイトを立ち上げることが簡単になってきているので、自分のペースでゆっくりでも稼ぎたい人におすすめです。
しかし、サイトやブログの認知度を上げていくために、内容を充実させる必要があるので安定して成果を上げるには他のものと比べてかなり時間がかかります。
なので長い目で見ていく必要があり、根気が必要になってくるので早く稼ぎたい方にとってはあまり向いていないと思います。
単発、日雇い
イベントや稼ぎ時などもそですし急に働きたくなった時に単発的に働ける仕事です。
毎回人が変わるため後腐れなく職場を変えられるので人間関係の不安もあまりないかと思います。しかし、人見知りの方には向いていない可能性もあります。たまたま一日時間が空いた時やお盆やお正月などの長期休みを時間で働くことが可能なので、少しでも多く働きたい人向けになります。
しかし、短期だからこそ体力が必要になってきたり、経験者を優先的にシフトに組む場合もあるため、入れない場合や人気の仕事は早めになくなってしまうので求めているものがある可能性が低い場合もあります。
まとめ
ダブルワークには、沢山の組み合わせが考えられますが上記でもお伝えしたように無理しない程度で一番自分に合ったものを探すようにしましょう。
そして目標はしっかり定めてから始めるようにしていけば途中で辞めてしまったり、心身ともに限界を迎えることはなくなるかと思います。
なので今回のブログでお伝えしたことを活用してもらい一番あなたにとって働きやすい働き方を見つけましょう。