CTA

ネットの副業

Amazon急成長した理由とは?根源にあるビジネスモデルの紹介

今や急成長を遂げ、知らない人はいないAmazon。Amazonといえば「ドローンを使って商品配達」、「利益を出さない会社」などたびたび話題になるような、ネタ盛りだくさんの会社ですよね。

ちなみにAmazonはコロナ禍でも売り上げを伸ばしている数少ない企業の一つでもあるんです。

事業は通販だけでなく、PrimeやKindle、Amazon Web Serviceなど複数の事業を展開し、それらの2021年の純利益は333億6400万ドルとなりました。

ブログを見ていただいている人の中には「Amazonがないと生きていけない!」というほど生活にAmazonが浸透している人もいらっしゃるかもしれませんね。

今回はそんなAmazonのビジネスモデルについて詳しく掘り下げてみようと思います。

ぜひ最後までご覧ください(^ ^)

Amazonのビジネスモデルの概要

Amazonのビジネスモデルを理解するために、まずはAmazon共同創業者の一人であるベゾスが創業時に書いたビジネスモデルの図(Virtuous Cycle(バーチャス・サイクル))を紹介しようと思います。

成長モデル

グロース(事業成長)の周りにあるサイクルが成長モデルです。一つずつ紹介していきます。

セレクション(品揃え)

Amazonはミッション・ビジョンとして「地球で最も顧客第一主義の会社」を挙げています。そのためAmazonの判断基準は競合よりも「顧客が喜ぶかどうか」です。

顧客の満足度をあげるためには「顧客が求めているものはなんでも揃う!」と体験してもらうことが大切です。そのためAmazonは最初にセレクション(品揃え)を徹底しているわけです。

カスタマーエクスペリエンス(顧客満足)

多くの品揃えによって顧客の満足度が上がると、「次もAmazonを利用しよう」という気持ちになり口コミなどで顧客の増加につながります。

トラフィック

Amazonのサービスに満足した顧客が口コミやSNSなどで「Amazonで商品を買ったらすぐ届いた!」「品揃えが豊富でずっと探していた商品を買うことができた」と投稿することによって、Amazonを知らない人にアプローチでき他の顧客を連れてくるようになります。

セラーズ(売り手)

たくさんの顧客(トラフィック)が集まれば、「Amazonで商品を販売したい」と売り手が増えます。

多くの売り手が集まることによって、より品揃えが強化されるという仕組みです。

再成長モデル

次に紹介するのが再成長モデルです。Amazon成長モデルで得たほとんどの収入をこのモデルに注ぎ込んでいるそうです。

ローコストストラクチャー(低コスト体質)

「ローコストストラクチャー(低コスト体質)」は図の真ん中にある「グロース(事業成長)」から始まっています。

ロープライス(低価格)

以上の低コストの仕組みがより多くの売り手を集めることにつながります。売り手が増えるとその間で「価格競争」が始まります。

従って顧客は安い価格で商品を購入することができ、顧客満足度につながります。

要約すると…

一つは「グロース(事業成長)」の周りにあるサイクル(成長サイクル)です。「セレクション(品揃え)」を増やし、お客様の選択肢が増えれば顧客満足度の向上につながります。そこから「カスタマーエクスペリエンス(顧客の経験価値)」が高くなると「トラフィック」が増え、Amazonのサイトに人が集まるとAmazonでものを売りたいと考えた「セラー」が集まります。それによって「セレクション(品揃え)」が増え顧客満足度が上がり…というようなサイクルが描かれています。

もう一つのサイクルは「グロース(事業成長)」から始まっているサイクルです。先ほど説明した一つ目のサイクルだけだと事業成長は成り立ちません。そこで「ローコストストラクチャー(低コスト体質)」と「ロープライス(低価格)」が必要になるというのがベゾスの考えです。このサイクルからベゾスの「顧客は第一に品揃えと低価格を求める」という考えが見てとれますよね。また「低価格」の前に「低コスト体質」が置かれているのも、低コスト体質であることによって低価格の商品を顧客に継続的に提供できる、ということを表しています。

先ほどAmazonはミッション・ビジョンとして「地球で最も顧客第一主義の会社」を挙げていると言いましたが、そう考えるとこのビジネスモデルは完成度が非常に高く、Amazonが目指すビジョンを実現できそうですよね。