最近はYoutubeなどのメディアでプログラミングに関する情報が多く発信されており、エンジニアの働き方に興味を持つ人も増えてきました。
エンジニアになる為には企業の書類選考や面接にクリアして採用されなければいけません。
その採用の一つの判断材料となるのがポートフォリオです。
特に未経験からエンジニアになりたい人にとってはポートフォリオを作った方が良いのか迷っている方も多いかと思います。
今回はそんなプログラミング未経験からエンジニア転職するにはポートフォリオが必要かどうかについて紹介していきます!
この記事の目次
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは自分の実績や能力を周囲に伝えるための作品集です。自分の実績やスキルを評価してもらうために作成する資料とも言えるでしょう。
クリエイティブ系の職種(デザイナーやエンジニア)ではポートフォリオを採用の判断材料としてみる企業が多くあります。
ポートフォリオの内容は
<デザイナーの場合>
パンフレット、チラシ、バナー、名刺など
<エンジニアの場合>
Webサイト、Webアプリケーションなど
などと職種によって内容も変わってきます。
企業にとって未経験からエンジニアになる人には教育コストも高くなるので、なるべくスキルの高い人を採用したいと思っています。
そんな時にポートフォリオを使えば企業へのアピールとなるでしょう。
今回はポートフォリオは一つの作品と紹介しましたが、クリエイティブ系以外の金融系や教育系のポートフォリオの場合、意味が変わってくるので使い方には少し注意しておきましょう。
ポートフォリオを作るメリット
自分のレベルを知ってもらえる
冒頭でも少しお話ししましたが、ポートフォリオを作って見てもらうことで自分のスキルレベルを知ってもらうことができます。
ポートフォリオを見てもらうことでどんな言語やフレームワークが使えるかなど企業は簡単に判断することができます。
エンジニアの面接では、
・なぜこのポートフォリオを作成したのか?
・機能の実装はどのようにしたのか?
・ポートフォリオを作成する上で工夫した点
などが面接では良く聞かれます。
しっかりと自分の作品がアピールできれば内定にも近づくと言えるでしょう。
作ることでスキルアップできる
ポートフォリオは企業の選考時に役立つだけでなく、自分のスキルアップにも繋がっていきます。
これまでプログラミングに関するサービスや教材を使って学んできた人にとって0から自分のサービスを考えて作る経験はあまりないことだと思います。
ポートフォリオを作る上では、自分でどんな機能をつけ、どんなデザインにするのかなど考えなければいけません。
これは実際にIT企業に就職して現場で働く上でも必要なことです。
また、実際に作っていく中でわからない所があれば、自分で調べて実装していく必要があります。
この自走力はエンジニアにとって必要不可欠のスキルとなるので、就職前に身につけておくと現場でも役立つでしょう。
次の転職の際に役立つ
一度でも自分のポートフォリオを作っておけば、ポートフォリオの作り方や流れも理解しているので次の転職時に使うポートフォリオの作成も容易になります。
IT業界は他の業界と比べ、転職が多い業界です。
一つの企業である程度技術を学び終えたら、次の企業に転職して新たな技術を学ぶといった流れはIT業界で働く人にとってはよくあることです。
全ての転職時にポートフォリオが必要な訳ではありませんが、一度ポートフォリオを作っておくことで次の機会にも活かせるでしょう。
また、規模が小さいベンチャー企業で働く場合、サービスの設計から実装まで自分一人で行うこともあります。
自分で0からサービスを考えて開発していくので、その際にポートフォリオ作成の経験が活かせることもあります。
ポートフォリオを作るデメリット
質の低いポートフォリオはマイナスになる可能性がある
ポートフォリオは就職活動において企業にアピールすることができる。とお話ししましたが、質の低いポートフォリオだと逆にマイナスの評価になることもあります。
ポートフォリオの質が低いことで企業から「このレベルでは活躍するのが難しい」と判断されることも少なくありません。
ポートフォリオはただ作れば良いというものではなく、自分自身をアピールするものだと意識しながら作りましょう。
エンジニア転職はあなた以外にも同じようにポートフォリオを作成して面接に挑んでいる人がいるというのを忘れてはいけません。
未経験エンジニアはポートフォリオが必要?
実務未経験者がエンジニア転職する為にポートフォリオを作るのは大切なことですが、
ポートフォリオのレベルはどれくらい必要なのでしょうか?
ここからは企業の種類に分けてポートフォリオの重要度をお話ししていきます。
自社開発企業
自社開発企業とは自社でサービス開発を行っている企業のことです。
自社のサービスをリリースし、たくさんのユーザーに使って貰うために様々な改善を行いながら開発をしていきます。
自社開発企業の代表的な企業としてメルカリやリクルートHDなどがあります。
自社開発企業ではただコードが書くのが好きという方よりも一つのサービスを開発してどんどん大きくしていきたい人に向いています。
ポートフォリオ制作をする上で技術力をアピールする以外にも
・ユーザーを想定して利用しやすいものか
・マネタイズについて考えているか
など、サービスを伸ばしていくことを意識して作れているとアピールに繋がるでしょう。
また、最近では未経験者で自社開発に行きたい人も多く、採用までのハードルが高くなっているのでポートフォリオの質は高くしておく必要があります。
受託開発企業
受託開発企業は他の企業の依頼者からソフトウェアやアプリケーションなどの開発を依頼され、依頼された内容の開発を行う企業のことです。
自社開発企業のように開発したサービスを伸ばしていくのではなく、依頼があった仕事を開発していくのでたくさん開発をしたい人におすすめです。
受託開発企業は自社開発企業よりも内定のハードルも下がりますが、最低限プログラミング学習してポートフォリオ制作はしていた方が良いです。
また、あなたが20代か30代なのか年齢によって採用までのハードルも変わってきます。
20代前半であればポテンシャル採用してもらえることも多いですが、30代であればある程度のスキルがなければ厳しくなるでしょう。
SES
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、クライアントに技術者を派遣することです。
SESに入社した場合、他の企業に客先常駐し、インフラ環境構築や運用などの仕事を行なってきます。
常駐先によって、仕事内容も変わるので様々な現場で働く経験ができます。
SESでは他の企業に派遣した場合でも、活躍できるよう最初にしっかりと研修を行なっているので、未経験からの採用が自社開発企業や受託開発企業に比べて多いです。
ポートフォリオ制作をしておくとアピールになりますが、制作していなくても入社できる可能性は多いにあります。
入社後はJavaやC言語を使って開発することが多いので、それに関する勉強は最低でもしておくようにしましょう。
まとめ
今回は未経験からエンジニア転職するにはポートフォリオが必要なのか、制作するメリットやデメリットなどについて紹介しました。
応募する企業によってポートフォリオの重要度は多少変わりますが、実務未経験者はポートフォリオはなるべく作るようにしましょう。
ポートフォリオを作ることでエンジニアとしてのスキルも高まります。
プログラミングは分からないことや難しい所も多くありますが、頑張って継続することが大切です。